産毛の脱毛効果は?ダイオードレーザー脱毛の効果や他のレーザーとの違いなど徹底解説!<医師監修>
- 2022.12.9
目次
◆ダイオードレーザーの脱毛の仕組み◆
ダイオードレーザーとは、半導体を使用した主に医療脱毛に使用されるレーザーです。
◆アレキサンドライトとヤグの中間の性質を持つ
◆肌質・肌色・毛質を選ばない
◆痛みが少ない
◆顔や背中などの産毛の脱毛効果を発揮できる
◆日焼けや色黒の肌でも施術可能(熱破壊式HRだと日焼けの程度によっては照射NG)
◆敏感肌などで肌が弱い方でも施術可能
◆脱毛の効率がアレキサンドライトより劣る
◆毛根の深い毛・色素沈着に対しての対応はヤグより劣る
◆蓄熱式(SHR)と熱破壊式(HR)がある
蓄熱式も熱破壊式も幅広い肌質・毛質にアプローチできますが、照射ターゲットが異なります。
蓄熱式・・・バルジ領域
熱破壊式・・・毛母細胞、毛乳頭
ただし、蓄熱式は、割と新しいレーザーだったり 効果が熱破壊よりは比較的ゆっくり感じられるなど多少の違いはあります。
≪ダイオードレーザー脱毛のポイント≫
波長は、アレキサンドライトとヤグの中間の800~940nmの波長です。
波長によって深達性と色素沈着やメラニンへの吸収率が変化します。
ここから、ダイオードレーザーの特徴やメリット、デメリットについて解説していきます。
ダイオードレーザー脱毛のメリット
◆難しいとされている産毛の脱毛効果を期待できます
メラニンが少なくて細い産毛はレーザーの反応が悪いため、脱毛の効果を上げるのが難しかったりします。
ダイオードレーザーのターゲットは、毛をはやす組織のバルジ領域で、蓄熱式でじわじわ脱毛効果を発揮するため産毛にもしっかり効果を期待できます。
◆日焼けした肌・色黒の肌にも照射可能
アレキサンドライトレーザーは、メラニンの吸収率が高く日に焼けた肌や色黒肌は火傷のリスクがあるため、照射が出来ないこともあります。
また、ヤグレーザーは日に焼けた肌や色黒肌のも照射は可能ですがメラニンの吸収率が低いことから出力を上げないと脱毛効果を上げることが出来ません。
それに伴い痛みを強く感じてしまうこともあります。
ダイオードレーザーに関してはメラニンに反応しにくい特性がありますので、照射が可能です。
ほくろにも照射が可能です。
◆照射口が四角いので照射漏れのリスクが少ない
◆照射時間が短い
◆レーザー照射時の痛みが少ない
ダイオードレーザーは痛みが少ないので、VIO脱毛に適しています。
アレキサンドライトは黒い色(メラニン)に反応しやすく、ヤグは深部までレーザーが行き届くのでバチっとした痛みを感じることがございます。
この二つのレーザーの中間の性質を持っているダイオードレーザーは、痛みを感じやすいVIOやワキといった部位の脱毛に向いているでしょう。
◆アトピー肌、敏感肌の方でも医療脱毛ができる
蓄熱式ダイオードレーザーは低出力のレーザーを連続照射することによって、じっくりと熱をためていき毛を生やす細胞を破壊します。
よって、肌の急激な温度上昇がないので肌へのダメージが少なく済みます。
肌への負担が極力少なくダメージがかなり少ないレーザーになります。
ダイオードレーザーのデメリット
◆太くて濃い毛の脱毛効果は、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーよりも劣る
ダイオードレーザーは、幅広い肌質、毛質にアプローチできますが、唯一苦手とするのが剛毛の効果です。
濃くて太い毛はメラニンに強く反応するアレキサンドライトレーザー
毛根が深い毛は波長が皮膚深部にまで届くヤグレーザーが優れています。
◆効果が現れるスピードがゆっくり
ダイオードレーザーは蓄熱式と熱破壊式があります。
熱破壊式と比べると、蓄熱式は即効性がないので効果が現れるのはゆっくりです。
最終的な効果は同じですが、蓄熱式は熱によってじわじわ効果を発揮して毛が生えてこなくなります。
よって、熱破壊式に比べると効果が弱いと勘違いされることもあります。
◆白髪の脱毛が出来ない
ダイオードレーザーは産毛に高い脱毛効果を発揮しますが、白髪は黒い色素(メラニン)がほぼないから効果を発揮できません。
白髪を脱毛が対応できるのは、ニードル脱毛のみです。
ダイオードレーザー脱毛向きの人の特徴
ダイオードレーザー脱毛について詳しく説明してきました。
波長が800~940nmで比較的長めであり幅広い肌質、毛質に対応してます。
では、どんな人がダイオードレーザーでの脱毛に適しているのでしょうか。
◆顔や背中の産毛を脱毛したい人
◆医療脱毛の痛みが苦手で不安な人
◆軽く日焼け肌で、色素沈着もある人
当院では、ダイオードレーザー メディオスターモノリスを採用しております。
肌に優しいので、肌荒れが酷い方とかアトピー性皮膚炎の方などにも適しているでしょう。
まとめ
ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーのいいとこどりのレーザーと言っても過言ではありません。
痛いとイメージがある医療脱毛ですが、蓄熱式だと痛みとお肌への負担を抑えられるので従来のレーザーでは照射が不可能だった人でも安心して医療脱毛の施術を受けることが出来ます。
また、難しいとされている産毛脱毛も効果を発揮し、さまざまな毛質・肌質に対応できるのが特に熱破壊式の方が得意としています。
三つのレーザーはそれぞれ得意・不得意分野があるのがおわかりいただいたのではないでしょうか。
レーザーを使い分けることで脱毛効果をしっかり発揮できます。
当院では、無料カウンセリングも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
レーザーについて、医療脱毛についてしっかりご説明させていただいております。