永久脱毛は医療脱毛で ~すね毛~<医師監修>
- 2022.7.15
目次
永久脱毛とは?
まずお伝えしたいのは、医療脱毛は「永久脱毛」することが可能です。
永久脱毛すれば、永久的にムダ毛が1本も生えてこないツルツルな身体を手に入れられると思っているかもしれません。
ですが、永久脱毛は一生毛が一本も生えてこないことを保証してくれる脱毛方法ではありません。
では、永久脱毛ってなんでしょうか?永久脱毛の定義があります。
FDA(アメリカ食品医薬品局)によると、一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること。
AEA(米国電気脱毛協会)が定めた定義によると、永久脱毛というのは、「最終脱毛から1ヶ月経過した後の、ムダ毛の再生率が20%以下であること」となっています。
要するに、定義によると永久脱毛はほとんど生えない状態が長期間続く脱毛、ということになります。
半永久的な効果があると考えると分かりやすいのではないでしょうか。
しかし、日本には永久脱毛の明確な定義がありません。
なので、よく指標として利用される、FDA(アメリカ食品医薬品局)と、AEA(米国電気脱毛協会)の定義を紹介しました。
この定義を考慮した場合、脱毛サロンや家庭用脱毛器で行う脱毛方法では、残念ながら永久脱毛と呼べるものではないことになってしまいます。
そもそも、永久脱毛は医療行為にあたるので、脱毛サロンや家庭用脱毛器による施術は、あくまでも「抑毛」「減毛」ということになります。
毛母細胞や毛乳頭などの発毛組織を破壊しなければなりません。
そして、「身体の組織を破壊する」という行為は、正式な医療行為であると法律で定められています。
したがって、永久脱毛の施術を行うことができるのは、医師が常駐する医療機関のみということになります。
すね毛の脱毛の種類
すね毛脱毛と一口にいっても、大きく分けて、クリニックで行っている医療レーザー脱毛と、エステサロンで行っているフラッシュ脱毛があります。
医療レーザー脱毛は、医師免許を持つ医師や看護師のみが施術を行うことができ、肌トラブルがあってもすぐ医療処置を適切に受けることができます。
効果が高く永久脱毛が可能ですが、金額も多少高い傾向にあります。
エステサロンでのフラッシュ脱毛は、1回の金額がリーズナブルで気軽に始めることができるのが魅力です。
しかし、確実な永久脱毛効果と施術のリスクへの適切な対応を求めるのであれば、医療機関での医療レーザー脱毛がおすすめです。
永久脱毛が可能な脱毛方法
医療レーザー脱毛
ムダ毛の黒い色素にだけ反応する特殊なレーザーを搭載した医療機器を使用する脱毛方法です。
レーザーを照射するとムダ毛に反応して熱が生じ、照射の出力エネルギーが強いため、発生した熱によって発毛組織が破壊されます。
また、レーザーの波長はメラニン色素のみに反応するので、周囲の肌にはほとんどダメージを与えません。
針脱毛(ニードル脱毛)
針脱毛(ニードル脱毛)とは、毛穴に差し込んだ針に電流を流すことで
絶縁体で保護した特殊な針を使用した脱毛方法で、針脱毛とも呼ばれています。
毛穴に細い針を刺してムダ毛に電流を流し、1本1本発毛組織を破壊するので、医療脱毛と同様に(ほとんどの場合)半永久的な脱毛効果を期待できます。
メラニン色素が少なくレーザー脱毛では処理できなかった白髪などを脱毛したい場合などに適しています。
ただし、人の皮膚には多量の毛穴があるため、ニードル脱毛で全身の毛を脱毛するのは時間も費用もかかってしまうのです。
また、医療レーザー脱毛に比べて痛みも強いです。
すね毛を永久脱毛する理由
多くの女性が、すね毛、つまりひざ下のムダ毛を永久脱毛したいと考える理由として、まず挙げられるのは、露出する機会が多い部位だからという点です。
ひざ下は、スカートなどを履いた際にも見えてしまう部分ですので、エチケットとしてすね毛はきちんと処理しておくべきという認識が強いのです。
今や、男性もハーフパンツを履くときにすね毛があると恥ずかしいからという理由で脱毛する男性が非常に増えています。
また、すね毛は濃くで太い目立つ毛が生えてきやすいため、自己処理でも毛穴が赤くプツプツしてしまったりと、キレイにしにくい部位であることも、理由の1つと言ええます。
メリット
すね毛は、比較的露出が多い部分でもあることから、エチケットとして処理が必須ともいえる部分です。
そのため、頻繁な自己処理が必要であり、面倒になってしまう女性は少なくありません。
その点、永久脱毛を受けることで、脱毛完了後の自己処理にかける手間や時間が軽減されるので、忙しい現代の女性にはメリットが大きいと言えるでしょう。
また、カミソリや毛抜きによる自己処理を繰り返すと、お肌に多くのダメージを与えてしまうことになりますが、
これを防ぐことができ、美肌への変化も期待できそうです。
デメリット
サロン脱毛・エステ脱毛においては、リーズナブルに施術を受けれるようなところもたくさん増えてきています。
医療のレーザー脱毛は永久脱毛目的として行い、高い効果が期待できる分、それなりの費用がかかってしまいます。(でも自分の財産になります。)
女性がすね毛を永久脱毛しておくことで、自己処理の手間ひまが必要なくなるという大きなメリットがありますが、
その反面、それなりの費用がかさんでしまうことがデメリットでしょう。
また、1度で全てのムダ毛をなくすことはサロン脱毛でも、医療レーザー脱毛でも不可能なため、毛周期に合わせて複数回通わなければならないです。
その点においても、デメリットと感じてしまう方が多いようです。
すね毛脱毛の痛みは?
すね毛脱毛の痛みは、毛量の多さによって異なります。
普段痛みに敏感でなくても、レーザーや脱毛器による脱毛だと思うと、どれほどの痛みかが気になりますよね。
サロン・エステでも医療脱毛でも、施術時間や脱毛方法によって痛みに配慮した施術が行われていることがあるため、痛みに対して不安な方は調べてみるのもよいでしょう。
サロン脱毛は「減毛」「抑毛」処理ですので、医療脱毛ほどの脱毛効果がありません。
しかし価格が安く、クリニックに比べると痛くないというメリットはあります。
また、当院で使用しているメディオスターモノリスは医療脱毛の中でも蓄熱式ダイオードレーザーで、低温で広範囲に照射するため、比較的痛みに配慮できますし
麻酔クリームも併用できますのでお気軽にご相談ください。
すね毛脱毛の平均相場
クリニックとエステ脱毛では脱毛の費用も異なってきます。
脱毛といっても、脚部分のみの場合やVIO・男性のヒゲ、全身脱毛など、細かい部位によって料金設定がされていることが多くあります。
よって脱毛したい部位で料金が異なります。それぞれの脱毛方法や、効果と料金のバランスを見て選ぶといいでしょう。
まとめ
女性はひざ下を露出する機会が多いのできれいにしておきたいとおもいますよね。
最近は、男性でもムダ毛の処理をする人も増えてきました。
薄着でハーフパンツを履いたりマリンレジャーなどで脚を出す機会が増える季節は、特に足のムダ毛がが気になるところです。
いちいち自己処理をするのが面倒だと思う人におすすめなのが、すね毛の永久脱毛になります。
永久脱毛のデメリットもありますが、メリットの方が多くしっかり施術を受けただけ自分の財産になるのではないでしょうか。
自己処理の回数が減りますし、自己処理によって荒れてたお肌も改善され、他人の目線も気にならなくなります。
一度すね毛の脱毛にトライしてみてはいかがでしょうか。ひざ下のムダ毛で悩んでいる方は、永久脱毛をぜひ検討してみてくださいね。