AGAの治療で高い効果を得るために <医師監修>
- 2022.5.6
目次
男性型脱毛症【AGA】
薄毛の原因は遺伝の影響を受けやすく生活習慣や老化、ストレス等も原因の一部と考えられてます。
その多くが30~40代で発症し、加齢とともに徐々に進行するのが特徴です。
また、男性と女性の薄毛のメカニズムは異なるため、今回は男性型脱毛症【AGA】についてお話します。
男性型脱毛症【AGA】は、個人の努力ではその進行を食い止める事は難しいとされています。
現代では多くの薄毛治療薬が開発され、主にフィナステリド・ミノキシジル・ビタミン等を組み合わせることで発毛効果が得られる医薬品に注目が集まってます。
薄毛の前兆
「抜け毛が増えたように感じる」
「ヘアセットがしにくくなった」
毛髪にこのような変化が見られると、薄毛が進行している可能性が高いです。
薄毛=中年男性特有のものというイメージがありますが、20〜30代の若年層でも薄毛は発症します。
また、ひと口に薄毛といってもその症状はさまざまで、原因や対処法もそれぞれ異なります。
もしかして薄毛かも?そんな不安をお持ちの方のため、今回は自身で確認すべき薄毛の前兆をご紹介します。
抜け毛が増える原因や薄毛の種類、対処法なども解説しますので、薄毛対策にぜひお役立てください。
薄毛の前兆はココ!セルフチェックすべきポイント
抜け毛の増加や髪質の変化など、毛髪になんらかの変化が見られた時は薄毛の進行を疑ってみてはいかがでしょうか。
薄毛かどうかをセルフチェックする際は、次の7つの項目に当てはまるかをチェックしてみてください。
なんらかの原因でヘアサイクルが乱れると、髪は十分に成長しきれず細く短いまま抜け落ちます。
ここからは各項目をより詳しく見ていきます。
①抜け毛の量が増えた
薄毛の前兆としてまずチェックすべきポイントは抜け毛の本数です。
ヒトの毛髪は日々生え変わりを続けているため、どんな人でも1日50〜100本ほどの抜け毛が生じます。
1日に何本抜けたかを正確に数えるのは難しいですが、目安の本数として覚えおくといいでしょう。
抜け毛が増えたと感じやすいタイミングには、
- シャンプー中
- スタイリング中
- 寝起き(枕に付着した抜け毛を見た時)
などがあります。
薄毛のセルフチェックをする際は、これらの状況でどの程度の抜け毛が生じているかを確認してみてください。
②髪質が変化し、セットがしづらくなった
なんらかの原因でヘアサイクルが乱れると、髪は十分に成長しきれず細く短いまま抜け落ちます。
髪が細く痩せてしまうと、まず使い慣れたスタイリング剤が合わなくなります。
ワックスの重みで髪がへたったりスタイリングが長続きしなくなるため、ヘアセットがしづらいと感じることが増えるでしょう。
薄毛が気になる方は、髪質に変化がないかを注意深く観察してみることをおすすめします。
③おでこが後退してきた
男性の薄毛でよく見られるのがおでこ(生え際)の後退です。
以前と比べておでこが広くなったり、左右の生え際が剃り込みのように後退したりする場合は今後も薄毛が進行する可能性が高いです。
このまま進行すると頭頂部まで薄毛が広がる恐れがあるため、早めの薄毛対策を心がけましょう。
④頭頂部・つむじの髪の毛が薄くなってきた
頭頂部(つむじ周辺)の髪が少なくなるのも男性に多い薄毛症状の一つです。
頭頂部はじっくり観察しないと薄毛に気づきにくい部位なので、手鏡などを使って次のポイントをチェックしてみてください。
- 地肌が透けて見える
- 毛の流れ(つむじの向き)がはっきりしない
- ほかの部位に比べて毛が細いor短い
⑤頭皮にかゆみや赤みがある
頭皮にかゆみや赤みが生じるのは、なんらかの理由で頭皮環境が悪化してると考えられます。
かゆみや赤みの原因として考えられるのは次の5つです。
- シャンプー(洗浄力が強い、すすぎ残しなど)
- 紫外線
- 乾燥
- ストレス
- アレルギー
かゆみや赤みを放っておくと頭皮環境はさらに悪化し、抜け毛が増えることがあります。
⑥フケが出る
頭皮環境の悪化という意味では、フケが出やすい方も抜け毛や薄毛に注意すべきです。
フケが出るのは頭皮の皮脂バランスが不安定になっていることが原因です。
頭皮が極度に乾燥している、あるいは皮脂が過剰に分泌されると、フケが毛穴につまり抜け毛を誘発することがあります。
⑦頭皮が硬くなった
頭皮が硬くなるのは頭皮の血行不良が原因です。
毛髪は血液が運搬する栄養素やホルモン、酸素によって成長するため、血液循環が正常れあれば頭皮に十分な栄養が届きます。反対に、頭皮の血行が悪いと髪の成長に必要な栄養が届きにくくなります。
頭皮の硬さをチェックするには、まず両手を広げてボールを持つように頭部を包み込んでみてください。
そのまま指を前後左右に動かし、頭皮がスムーズに動かなければ頭皮が硬い=血行不良の可能性が高いと言えます。
薄毛になる原因は加齢だけではない薄毛のリスク
薄毛の原因として考えられるものは大きく5つあります。
- 男性ホルモン
- 遺伝
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 外的要因
ここからはそれぞれの原因をより詳しく見ていきましょう。
原因①男性ホルモン
男性の薄毛にはテストステロンとジヒドロテストステロン(DHT)という2つの男性ホルモンが深く関係します。
テストステロンは、筋肉や骨格など男性らしい身体づくりに欠かせないホルモンです。
男性にとって嬉しいメリットをもたらしますが、5α還元酵素という物質と結びつくとより強力な男性ホルモンDHTに変換されます。
男性の薄毛を語る上で、DHTは悪玉の男性ホルモンと表現されるくらいの注意すべき存在です。
というのも、DHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモンレセプター(受容体)と結合すると正常な毛周期を乱して、抜け毛の直接的な原因となる脱毛因子を生み出します。
その結果、髪の成長に関わる細胞が活動を抑制され、抜け毛が増えたり薄毛が進行してしまうのです。
この一連のメカニズムで発症する薄毛は「AGA(男性型脱毛症)」と呼ばれます。
原因②遺伝
両親や祖父母が薄毛である場合、子や孫にも高い確率で薄毛が遺伝することがわかっています。
遺伝によって引き継がれるのは次の2つの情報です。
- 5α還元酵素の活性度
- 男性ホルモンレセプターの感受性
5α還元酵素が活性しやすい体質の場合、テストステロンがDHTに変換されやすくなります。
さらに、男性ホルモンレセプターの感受性が強いと、その分DHTの影響を受けやすくなるのです。
5α還元酵素と男性ホルモンレセプターは、どちらもAGAと深い結びつきのある物質です。
すなわち、これらの遺伝子情報が引き継がれた場合、AGAを発症する可能性が高いと言い換えられます。
原因③生活習慣の乱れ
栄養バランスの悪い食事や睡眠の質の低下も薄毛を進行させる原因の一つです。
髪の毛は日々の食事から摂取した栄養をもとに成長するので、食生活の影響によって皮脂の分泌過剰などがおき
栄養バランスの悪い食事が続くと健康な毛髪が育ちにくくなります。
睡眠不足は毛髪の成長に必要なホルモン分泌の妨げとなるため、薄毛や抜け毛の進行につながります。
このほか、運動不足による代謝の低下や喫煙、過度な飲酒などにも注意が必要です。
原因④ストレス
私たちヒトの身体は、ストレスを受けると自律神経が乱れて交感神経が優位にはたらきます。
交感神経が強く作用すると血管は収縮し血流が悪化。その結果血行が悪くなり、頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなります。
ストレスによる自律神経の乱れは睡眠の質にも影響を与えます。
ストレスを感じている間は脳と身体の緊張状態が続くので、うまく就寝モードに切り替えられず寝つきの悪さから睡眠不足を招く結果に。
「ストレスで薄毛になる」とはよく言いますが、ストレスで薄毛が進行するのは事実です。
うまく解消できず蓄積している不安や悩みがある方は、以後急激な抜け毛の増加に注意が必要です。
原因⑤外的要因
刺激や摩擦、シャンプーなどの外的要因が薄毛の原因となる場合もあります。
代表的な例として挙げられるのが帽子やヘルメットです。着用の頻度が高いと帽子と頭皮が擦れ、その部分だけ髪が抜けたり切れたりすることがあります。
また、肌に合わないシャンプーを使い続けることで頭皮に負担がかかり、抜け毛が増えるケースもあります。
脱毛症の種類|日本人男性の約30%がAGA
薄毛の前兆と薄毛の原因がわかったら、次はまゆりなクリニックでの薄毛治療についてお話したいと思います。
日本人男性の薄毛で多いのがAGA(男性型脱毛症)で、発症頻度は全年齢を平均して約30%という報告があります。
参照:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」
AGAはAndrogenetic Alopecia(男性型脱毛症)の略語です。
成人以降の男性に見られる薄毛症状のことをいいます。
上でもお話しした通り男性ホルモンや遺伝が深く関係し、前頭部と頭頂部の毛髪が薄くなるという特徴をもちます。
20〜30代の若い世代でも発症し、放置すると徐々に症状が進行する脱毛症です。
DOTT HAIR【男性型脱毛症治療薬】~まゆりなクリニックのAGA治療法~
当院ではDOTT HAIR【男性型脱毛症治療薬】を導入いたしております。
初めにもお伝えしましたが、男性の薄毛と女性の薄毛のメカニズムは違うので、Dott Hairは、AGA(男性型脱毛症)とFAGA(女性における男性型脱毛症)の治療薬が存在します。
MediGrow(メディグロー)・ExcellentGrow(エクセレントグロー)という薬の後継薬にあたります。
Dott Hair for Menは、FDA(食品医薬品局)から認可を受けたりとその安全性も認められています。
Dott HairがAGAに効く理由は何なのでしょうか?
用薬『リキッド』と内服薬『タブレット』の外側と内側からのアプローチでより確実に髪を増やします。
外用薬はリキッドタイプで、フィナステリド(0.05%)とミノキシジル(6.5%)を主に配合し、脱毛を予防しながら発毛も促進します。
服用薬は、フィナステリド(0.05%/1錠)とミノキシジル(2.5mg/1錠)に加え、髪の発毛を促進するために、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など配合しています。
Dott Hair for Menは、AGA治療でよく用いられるフィナステリドとミノキシジルという成分を主成分としています。
この2つの成分は、髪のヘアサイクルを整えながら、髪の毛の細胞も活発にする効果があります。
どのような働きをしてくれているのか、詳しくご説明をします。
フィナステリド
AGAの進行を抑制する効果があります。
5α還元酵素阻害薬としてAGAの進行を抑制し、ヘアサイクルを正常に戻していきます。
ミノキシジル
もともとは血管拡張剤として開発され、外用発毛剤としてFDAから許可された唯一の成分で、頭皮の血流を促し発毛に必要な有効成分を行きわたらせることで発毛を促進します。
さらに、髪の毛の成長には栄養素が重要です。服用薬には、ビタミンなどの栄養がバランス良く含まれているため、より効率的に治療できます。
信用性も高い
Dott Hair For Menは、FDA(食品医薬品局)から正式に認可を受けたりと、信用性も高いのも特徴です。
Dott Hairの服用薬に含まれる成分は、髪の育成に必要なものがバランス良く配合されています。
ミノキシジルなどの成分は発毛作用がありますが、栄養が髪に行き届いてはじめて作用するものです。
Dott Hairは髪に必要なものを一緒に摂れるので、その気軽さも魅力です。
副作用
副作用の発生確率は低いものの、フィナステリドやミノキシジルを含むので、以下の副作用の可能性はあります。
もしこれらの症状がでてきたら、すぐ医師に相談しましょう。
- ・性欲減退
- ・多毛症
- ・頭痛
- ・皮膚の炎症
- ・肝機能障害
これらはあくまで代表例です。
注意点
以下の方は使用できません。
- ・心疾患・脳の病院加療中の方
- ・未成年の方
- ・妊婦、妊娠する可能性のある女性、及び授乳中の女性
- ・本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある方
- ・高血圧、低血圧など循環器系の既往歴がある方は医師の指示に従いましょう
またアルコールを飲むと、むくむ可能性もあります。
DOTT HAIRの使い方
外用薬
朝と夜に1回づつ、薄毛が気になる部分に塗布しましょう。塗布したらその部分を優しくマッサージしてください。
プッシュは約6回行いましょう。
髪を洗ったあとよく乾かして使うと効果的です。
服用薬
毎日2錠を水と一緒に飲みましょう。タイミングはいつでも良いですが、朝食後がおすすめです。
毎日同じタイミングで飲むことも大事です。
まとめ
Dott HairはAGAの治療薬として高い効果が期待できますが、副作用や注意点もしっかりと知っておくことが大切です。
効果は個人差が多少なりともあります。まずは一旦医師に相談してみることをおすすめします。
まゆりなclinic名古屋栄では、Dott Hairの処方や無料カウンセリングを行っています。お気軽にお問合せください。
AGAは適切な早期治療によって薄毛症状の改善が期待できる疾患です。
薄毛は治らないと諦めず、前向きな気持ちで早め早めの対策を心がけましょう。
医師監修 まゆりなclinic名古屋栄 院長 加藤成貴