体毛を薄くする方法<医師監修>
- 2022.7.17
体毛の濃さはもともとの体質もありますが、生活習慣と密接に関係しているホルモンバランスの乱れが影響しています。女性ホルモンの1つであるエストロゲンが多くなると男性ホルモンの働きが抑えられ、体毛が薄くなります。逆に、女性ホルモンが減り男性ホルモンの分泌が増えれば、体毛が濃くなることがあります。
目次
体毛が濃くなる原因
ホルモンバランスの乱れによる男性ホルモンの増加
ホルモンバランスが乱れて、毛を濃くする働きのある男性ホルモンの一種である「テストステロン」が多く分泌されると毛が濃くなる可能性があります。ホルモンバランスは加齢、悩みやストレス、喫煙、睡眠不足、運動不足、体の冷え、過剰なダイエット、偏った食事などでも乱れます。不規則な生活などが重なると、年齢に関わらず女性ホルモンが減少するといわれています。髪の毛は男性ホルモンが多いと薄くなり、女性ホルモンが多いと薄くなりにくいと言われています。
誤ったムダ毛の処理方法
ムダ毛の自己処理を誤った方法で行うと逆に体毛が濃くなる場合があります。カミソリで剃ると根元の太い部分が断面として見え体毛が濃くなったように感じてしまいます。また、長期間にわたってムダ毛処理を繰り返すと肌荒れや色素沈着などを起こし、刺激で肌が黒ずんでしまい、その影響で毛が濃くなったように感じる場合もあります。ムダ毛の自己処理はできる限り肌に負担がかからない方法で行いましょう。
遺伝的な要因
体毛の濃さは遺伝的要因が影響しています。両親や祖父母の体毛が濃い場合、体毛が濃い家系である可能性が高いです。
紫外線や摩擦などの外部からの刺激
紫外線や摩擦などの外部からの刺激を受けると、肌を守るために防御反応が働き、太くて丈夫な体毛が生え濃くなることもあります。身体の冷えも体毛が濃くなる要因の一つで身体が冷えると保温しようと体毛が濃くなるといわれています。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れはホルモンバランスの乱れにも繋がり、体毛の濃さに影響を与えます。睡眠時間を確保したり、ストレスを解消したり、禁煙するなど生活習慣を見直すことで体毛が薄くなる可能性があります。
体毛を薄くする方法
ストレスを溜めない
ストレスはムダ毛と密接に関係していて、ストレスが溜まると女性ホルモンが減少し、毛を濃くする働きのある男性ホルモンが増えるため毛深くなります。ストレスを回避したり上手に発散したりすることが大切です。また、適度な軽い運動はストレスを解消し、気分を安定させ脳が女性ホルモンの分泌の指示を適切に出すのをサポートする成分であるセロトニンの分泌を促し、体毛を薄くします。
電気シェーバーで正しく除毛する
電気シェーバーは、直接肌に刃が触れない構成になっているため、カミソリと比較しても皮膚を傷つけにくく肌トラブルを引き起こす可能性も低いためおすすめです。
毛抜きでの処理をしない
自己処理をすると刺激から肌を守ろうと体毛が太く濃くなってしまいます。とくに毛抜きは想像以上に肌や毛穴に負担をかけるため使用を避けましょう。肌に負担が少ない電気シェーバーでの自己処理がおすすめです。
紫外線対策を徹底する
紫外線による日焼けは肌へのダメージが大きく、防御反応として肌を守るため体毛が濃くなります。紫外線は年中降り注いでいるため日頃から日焼け止めクリームや日傘、帽子などで紫外線対策を徹底しましょう。
睡眠をしっかり取る
睡眠はホルモンバランスを整えるためにも大切です。眠っている間に色々なホルモンが分泌されています。とくに、深い眠りであるノンレム睡眠時や夜10時から深夜2時の間に女性ホルモンが多く分泌されることが分かっています。慢性的な睡眠不足が続くと女性ホルモンのバランスが乱れ、男性ホルモンの分泌が増えます。寝る前に湯船につかったり、温かい飲み物を飲んだり、入浴後に軽いストレッチをしたり、カフェインやアルコールを控えたり、寝る2時間前からスマホを見ないなどリラックスできる環境をつくり、睡眠の質を上げ良質な睡眠を取りましょう。毎晩同じ時間に7~8時間程度寝るのが理想的です。
タバコを吸わない
タバコは約3,000種類の有害物質が含まれ、この有害物質が男性ホルモンの比率を高め女性ホルモンを分解し減少させ、体毛を濃くさせると言われています。また、タバコはビタミンCを減少させ、タンパク質やコラーゲンなどに影響を与えるため控えましょう。
食生活を見直す
食生活はホルモンバランスに大きく影響します。大豆や豆類、豆乳、豆腐、納豆などに含まれる「大豆イソフラボン」は男性ホルモンを抑制して女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをします。大豆ならカップ1杯、豆乳なら1.5杯、豆腐なら1丁、納豆なら2パックが摂取量の目安です。ナッツ類に含まれるビタミンB6はホルモンバランスを整え女性ホルモンの代謝を促し男性ホルモンの生成を抑えます。ほうれん草やマンゴーなどに含まれるビタミンEにも同じような効果があります。女性ホルモンと似た働きや女性ホルモンの分泌を活性化させたり、ホルモンバランスを整えたりする作用がある食事を積極的に摂りましょう。体毛が薄くなるだけでなく美肌、美髪、骨粗鬆症の予防、生理前症候群や更年期障害の軽減などの効果もあります。肉類や乳製品などの動物性タンパク質や揚げ物、ファーストフード、インスタント食品、ニンニクやニラなどは男性ホルモンの分泌を増やします。また、ブロッコリーやカリフラワーは女性ホルモンの働きを弱めてしまいます。過剰に摂取しないよう気をつけ、バランスの良い食生活を心がけましょう。基本的に食後の血糖値が上がりにくい蕎麦やひじき、キノコなどGI値が低い食品を積極的に摂取することが大切です。体毛に食べ物の影響が出てくるまでには半年ほどかかるといわれています。
サプリメントを摂取する
男性ホルモンを抑制したり、女性ホルモンを補ったり、ホルモンバランスを整える働きがあるサプリメントを摂取することも有用です。大豆イソフラボンやDHA、EPA、オメガ3脂肪酸などが配合されているサプリメントがおすすめです。ただ、サプリメントはあくまでも栄養補助食品ですので、食事から栄養を摂取しながら不足しがちなものをサプリメントで補いましょう。
体毛を薄くする効果的な方法は脱毛
体毛を薄くするのに効果的な方法は脱毛です。食事制限などせずムダ毛をなくすことができます。体毛を薄くしたい人にとって脱毛施術を受けるメリットは大きいです。
まとめ
体毛を薄くしムダ毛を効果的になくしたい方は医療レーザー脱毛がおすすめです。
まゆりなクリニック名古屋栄では、2種類のレーザー脱毛器を使用するので、産毛から濃い毛まで徹底的に脱毛できます。万一の脱毛による肌トラブルも医師が常駐しておりますので、すぐに対応し責任をもって無料で診療・治療を行います。安心してお気軽にご相談ください。