ヒゲ脱毛の極意:痛みは少なく、効果は最大に〈医師監修〉
- 2022.8.21
目次
ヒゲ脱毛は痛い?
まゆりなclinicの脱毛器の特徴は、痛みがかなり軽減されていることです。それでもヒゲは痛みを感じやすい部分ではあります。脱毛で痛い部分のトップ2がヒゲとVIO(デリケートゾーン)です。3位は脇、4位は襟足かなと勝手に順位を付けましたが、個人差があり、実はなんとも言えません。中にはどの部位もさほど痛みを感じない方もまれにですがいらっしゃるからです。しかし、一般的には、ヒゲは痛みを感じやすい部位です。考えられる原因がいくつか考えられるので、書いておきます。
ヒゲ脱毛が痛い原因①メラニン含有量が多いから。
ヒゲを間近で見ると、結構黒々しています。レーザーは黒に反応して、熱エネルギーで毛根を破壊する仕組みなので、濃い毛には反応しやすいのです。すると、濃いヒゲはよく反応し、痛みが出やすいのです。
ヒゲ脱毛が痛い原因②顔の感覚神経が密だから。
ペンフィールドの脳の地図を見たことはありますでしょうか?これは、脳のどの部分が体のどこを司っているかを示すものです。これを見てもらうと分かりますが、お顔の感覚に費やしている脳の領域が大きいことが分かります。つまり少しの痛みでも感じやすいのです。よって、脱毛の刺激にも敏感になり痛みを強く感じるのだと考えられます。
ヒゲ脱毛が痛い原因③毛根が深いから。
ヒゲの毛根は他の部位より深いことが知られています。ヒゲを見ると割と直角に生えていますよね。逆にすねの毛は斜めに生えていますよね。直角に生えていると、毛根は深くなります。深いところでは1cm近く深くに毛根がある場合もあります。その部分までレーザーを到達させるので、その分痛みは強くなります。
ヒゲ脱毛が痛い原因④レーザーの違い。
ヒゲ脱毛が痛い原因③で書きましたが、ヒゲは毛根が深いところにあります。すると、レーザーをヤグレーザーに変更する必要があります。ヤグレーザーは深いところに到達するので、深いところまで熱が発生し、痛みを感じることになります。
ヒゲ脱毛が痛い原因⑤顔の皮膚が薄い部分が痛い。(特に鼻の下)
鼻の下は皮膚が薄いのに毛が密集しています。毛が密集していると、レーザーがメラニンに反応するので熱エネルギーが溜まりやすいです。皮膚が薄いと神経までの距離が短く痛みを感じやすくなります。
ヒゲ脱毛の痛みを軽減する方法
麻酔を使用する。
まゆりなclinicでは、塗る麻酔と笑気麻酔を用意しています。塗る麻酔はその部分の感覚が鈍り痛みが軽減されます。笑気麻酔は全身の痛みが軽減されます。全身脱毛とセットであれば、笑気麻酔を使うのもありかと思いますが、ヒゲだけであれば、塗る麻酔だけでよいと思います。(極度に痛みに弱い方は両方使用する場合もあります。)
日焼けをしない。
日焼け肌は敏感です。施術前は日焼けをしないように気を付けて下さい。
皮膚を乾燥させない。
乾燥肌は、敏感になります。保湿クリームなどを塗って乾燥を避けましょう。
保湿は脱毛後にも重要になります。脱毛すると、しばらく乾燥しますので、保湿はしてください。
ヒゲ脱毛に麻酔を使用するメリット
痛みを感じない方は麻酔を使用する必要はありません。しかし、痛みを強く感じる場合、脱毛レーザーの出力を下げざるを得なくなります。まゆりなclinicでは、1回の施術でしっかり効果を出したいので、推奨エネルギー値でレーザー照射をしています。しかし、痛みがあり耐えられなければやや低い値で照射することとなり、もったいなくなります。痛みに弱いと自覚があれば、麻酔は使用したほうがいいと思います。ちなみに最初の方が痛みを感じやすいです。毛が多いのでそれだけ反応するからです。少なくとも初回から3回目ぐらいまでは麻酔をつけることをおすすめします。その具合をみて耐えられそうであれば、麻酔なしでの施術もありと考えます。
まゆりなclinicの脱毛は痛みが最小限
まゆりなclinicの脱毛器は、他の機種に比べ、痛みがかなり軽減されています。理由のひとつは冷却システムです。ジェルを塗るコンタクトクーリングでしっかり冷却されているので痛みを感じにくいのです。また、レーザーが最適化されているので、従来の脱毛器に比べ痛みは少なくなっています。そして、患者様に痛みを確認しながら照射していくので適切なエネルギーのレーザーを照射できるのが特徴です。
まとめ
ヒゲは、脱毛の痛みを感じる部位の筆頭ですが、中には痛みをあまり感じない方も実際にいらっしゃいます。痛みを感じる方は、なるべく痛みを感じなくしたいところです。クリニックでは、麻酔を使用できますが、それでもなるべく痛みは少ない方がいいので自宅でのスキンケアもして頂ければと思います。まゆりなclinicの脱毛器はシリーズ最新型で痛みはだいぶ軽減されている方ですが、それでも痛みは感じやすい部位なので、しっかり痛みを軽減する方法で脱毛したいですね。
文責:まゆりなclinic名古屋栄 院長 加藤成貴