赤ら顔の原因や治し方について解説します!<医師監修>
- 2022.10.27
小鼻や頬の赤みなど赤ら顔で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。赤ら顔には顔全体が火照ったように赤くなる場合や、頬や小鼻の周りを中心に赤みが出る場合、毛穴に赤みが出て目立つ場合、ニキビ周辺が赤くなる場合など様々な症状があります。原因としては、皮膚の炎症によるもの、毛細血管が拡張し表皮に透けて見えることで赤みが現れたりするものなど原因は異なります。
目次
赤ら顔とは
常態的に顔が赤みを帯びている状態を赤ら顔といいます。小鼻や頬は顔の中でもとくに皮膚が薄いため赤みが出やすいです。赤ら顔には大きく分けて2つのタイプがあります。
皮膚の炎症によるもの
外部刺激による炎症や皮膚への刺激が赤ら顔の原因の一つです。ニキビや乾燥、皮膚炎などの肌トラブルによって毛細血管が拡張し血流量が増加や新しく生まれ変わることによって赤みがでます。ニキビが悪化して炎症を起こした場合、皮膚が赤くなってしまう上赤くなった皮膚に繰り返しニキビができることで皮膚の赤みが慢性化して赤ら顔になってしまいます。また、肌が乾燥すると真皮が薄くなって肌が弱くなり、肌トラブルをきっかけに赤ら顔を発症してしまうこともあります。
タイプ
・赤みのある部分のかゆみやヒリヒリ感がある
・ニキビやニキビ跡が赤らんでいる
・乾燥による肌荒れがある
・アレルギーなどで肌がかぶれている
毛細血管拡張症によるもの
毛細血管が拡張して血管が肌の表面に赤く浮き上がることで赤みがでます。毛細血管拡張症のタイプは個人差があり、血管が確認できない程度の方や肌表面に血管が線状に浮き出て見える方もいらっしゃいます。とくに鼻や頬の周りの毛細血管が多くなる部位で赤みがでることが多いです。毛細血管拡張症は、色白や皮膚が薄い人に表れやすく、生まれつき幼少時から毛細血管拡張が鼻や頬に目立つことも多く、もともとの体質や遺伝の影響が大きいとされています。また、温度差、精神的影響によっても赤みがでます。興奮や緊張したり飲酒していたり、体温が高かったりするとより症状が強く出る傾向があります。毛細血管拡張症は、冬の時期に悪化しやすかったり、男女比で見た場合に悩まされるのは女性の方が多かったりと特徴があります。毛細血管拡張症は日光や加齢の影響で時間とともに徐々に目立つようになります。
タイプ
・子供のころから赤みが消えたことがない
・年齢を重ねるとともに赤みがきになるようになった
・寒暖差が激しいなどの温度差によって赤みがでる
・人前に出ると緊張して赤くなってしまう
・よく顔が火照る
赤ら顔の別の原因
クレンジングや洗顔による刺激
クレンジングや洗顔をする時に顔を強く擦ってしまい皮膚が摩耗し薄くなってしまい赤ら顔になる場合もあります。クレンジングや洗顔時に強く擦ってしまうと肌を傷めてしまいます。他にも、洗浄力の高いクレンジング剤を使用したり、スクラブやピーリングをしすぎることで赤ら顔になってしまうこともあります。クレンジングは肌に優しいミルクタイプやジェルタイプを選ぶようにし、洗顔は弾力のある泡で優しく撫でるように行いましょう。スクラブやピーリングは肌の調子に合わせて行うとよいでしょう。
ホットフラッシュ
更年期に見られる症状である顔のほてり、いわゆる「ホットフラッシュ」が原因で赤ら顔になってしまう方もいらっしゃいます。ホットフラッシュの場合は顔だけではなく全身にほてり感、発汗が見られるため他の赤ら顔の原因と区別がつきやすいのが特徴です。女性ホルモンが欠乏した状態で起こるもので、一般的に閉経の前後10年くらいの期間に起こりますが早い人だと30代後半から現れることもあります。
日常での肌の赤みの予防・改善方法
・化粧品を低刺激にしたり洗顔の仕方を変えたり丁寧なスキンケアを行う。
・睡眠や喫煙、飲酒などの生活習慣を見直す。
・バランスのよい食事を心がける。
・メイクで隠す。
・日焼け止めを塗って紫外線、日焼け対策をする。
・刺激物やカフェイン、アルコールなどの過剰摂取を控える。
赤ら顔は美容医療での治療がおすすめ
肌が炎症を繰り返すほど肌の潤いを保つ角質バリアが弱まり毛細血管が拡張し赤みができやすく消えづらくなっていきます。そのため、自分で改善しようとしてもかなり時間を要したり、思ったように改善できなかったり、原因も分からないことが多く大変難しいです。赤ら顔を悪化させたり長引かせないためにも早めに対処することが大切です。根本的な治療は美容医療がおすすめです。
まゆりな式赤ら顔治療
ライムライト
お風呂あがりや寒い場所から暖かい室内などに移動した時に顔の赤みが顕著に現れます。この場合、ライムライト(フォトブライト)が適応と考えます。ライムライトは、赤みの原因となるヘモグロビンに吸収されやすい波長帯の光を使用していますので、赤ら顔の治療には効果的です。真皮層に作用してコラーゲンの増生を促し、お肌の凸凹を改善します。ライムライトは、赤みの原因となるヘモグロビンに吸収されやすい波長帯の光を使用していますので、赤ら顔の治療には効果的です。その他、顔の明るさの改善やシミなどの治療、たるみ治療などにも有効で脱毛効果も有します。
ジェネシス
小鼻の周囲や頬に、細い糸やクモの巣のように赤みが出ることがあります。表皮の下の真皮にある毛細血管が、何らかの理由により拡張し、透けてみえている状態です。この場合は、ジェネシスやライムライト(フォトブライト)が適応になります。毛細血管の拡張程度で治療機器を選択します。ジェネシスのレーザーは、真皮層に位置する微小血管を加熱し、血管壁や赤血球を破壊します。このメカニズムによって血管が見えにくくなり、顔面の赤みを目立ちにくくします。ジェネシスのレーザーは、真皮層に位置する微小血管を加熱し、血管壁や赤血球を破壊します。このメカニズムによって血管が見えにくくなり、顔面の赤みを目立ちにくくします。同時にお肌にハリをもたらします。お顔の脱毛もできますのでお化粧のノリも改善します。治療回数は2~4週間間隔で5回程度は治療を継続していただくと肌質が改善してきます。
C-OPERA
C-OPERAは、肌をクーリング(クライオ)しながらエレクトロポレーションと超音波導入(ソノフォレーシス)が同時にできます。この3in1システムは世界初です。日本で導入している医療機関は少ない美容治療器です。C-OPERAは有効成分を肌の深層に届け、肌のターンオーバーを整えることにより、赤ら顔を治す土台を作ります。ライムライトやジェネシスなどと組み合わせることで相乗効果も期待できます。
まとめ
赤ら顔治療は美容医療がおすすめです。とくにおすすめしている施術はジェネシスとライムライトです。ジェネシスはダウンタイムがほとんどない施術です。2~3日ぐらいすると、レーザーピーリング効果で少し皮むけが現れることがあり、その時は少し乾燥傾向になりますのでC-OPERAを組み合わせていつもより保湿に努めるとより肌の状態が良くなります。はじめは2週毎に5回程度繰り返すことをおすすめいたします。さらに治療効果を高めたい方はジェネシスとライムライトの併用も有効です。
まゆりなclinic名古屋栄では、カウンセリングは無料で行っています。肌診断をもとにお一人お一人に最適な治療をご提案いたします。何でも遠慮なくお気軽にご相談ください。